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ペットとおでかけしたくなる ガイドブック・書籍

ペットを連れてのおでかけに憧れつつも、まだ実践できていない。そんな人におすすめしたいのがペット関連のガイドブックです。ほかにも日本各地や外国にペットを連れて旅をした紀行本を読めば、飼い主とペットが互いの良き相棒となり、自分たちならではの旅を創り出している様子が伺えます。マナーは守りつつも、自由気ままな旅の記録に憧れを持つ人も多いはず。
ペットを飼っている人もそうでない人も楽しめるガイドブックや書籍をご紹介します。

ワンちゃん ネコちゃん ペットと泊まるホテル・宿〈全国版〉
’24~’25 ブルーガイド・ムック
ブルーガイド編集部/実業之日本社 

毎年発刊され続けて、2024年で32年となるロングセラー。ブルーガイド編集部が厳選するガイドブック「ペットと泊まれるホテル・宿」。2024~2025年版は178ページの大ボリュームで、北海道から沖縄まで約230軒の宿泊施設を写真入りで紹介。人気のリゾートエリアでペット対応の宿が特に多い「那須高原」「伊豆高原・熱川」「南・西伊豆」「河口湖・山中湖」「清里・八ヶ岳」「蓼科・白樺高原」「軽井沢・北軽井沢」を紹介し、ホテルや宿の特徴がひと目でわかりやすくまとめられている。また、近年の傾向でラグジュアリーなホテルでの滞在が人気という点にも注目し紹介。あわせてペット同伴OKの観光スポットやレストラン・カフェのページも充実。

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愛犬と楽しむキャンプ 徹底サポートBOOK
松崎暢之監修/メイツユニバーサルコンテンツ

OutTail dog outdoor gear、OutTail dog campオーナーの松崎暢之氏が監修。松崎氏の愛犬が若年性白内障を患ったことをきっかけにたくさんの景色を見せたいとキャンプを始めたことから犬連れ専門アウトドアショップ、犬連れ専門キャンプ場をオープンした。犬を連れてのキャンプは普段とは異なり注意するポイントが大幅に増える。実践から得たキャンプのノウハウや注意点、トラブル対策などのリスクマネジメントまで網羅しているので、愛犬とのキャンプに必要なひと通りの知識が身に付く。愛犬と屋外で楽しめるアクティビティを探す人におすすめ。

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愛犬との旅 キャンピングカーに愛犬「こゆき」を乗せて 日本一周冒険記
山口 理/WAVE出版

「相棒は、有り金はたいたキャンピングカー、そして、柴の愛犬・こゆき。」著者の山口理氏による紀行エッセイ。小学校の教員を終えた60歳のとき、4歳メスの柴犬・こゆきとキャンピングカーで30泊日本一周の旅をした日々を256ページにわたって紹介している。旅をする前は少し臆病だったこゆきが、ともに旅を続ける中で日々成長していく様子が描かれて、まるで子どもの成長をみるよう。旅の途中で山口氏の妻が激励を兼ね衣類を取り替えに来るシーンで、こゆきが気づいて駆け寄ろうとする描写が何とも健気で犬ながら?! 頑張って旅を続けている様子が伝わりじんわりくる。

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北海道犬旅サバイバル
服部文祥/みすず書房

著者は登山家で著述家の服部文祥氏。山岳雑誌『岳人』編集部に参加しオールラウンダーな登山を経験。その後は“サバイバル登山”と称して装備を切り詰めて食料を現地調達をする山登りを行い、それに関する著作も多い。
本書では現金もクレジットカードも持たず、愛犬のナツを連れて宗谷岬から襟裳岬まで、晩秋の北海道南北分水嶺700kmをまる2カ月かけて歩き通したサバイバルの様子を記録。背負っている食料は米と調味料だけ。河原で野営し、おかずは鹿を撃って食いつないだ。新雪の大雪山系を越え、さらに日高山脈を南へ向かうサバイバル登山の集大成とも言える旅のドキュメントが255ページに詰まっている。

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犬をつれて旅に出よう スペイン・ポルトガル放浪300日
織本篤資/中央公論新社

著者の織本篤資氏が夫人と愛犬のミニチュア・シュナウザーと一緒にスペインとポルトガルを300日にわたり旅した記録。夫人の織本瑞子氏も『犬と旅した遙かな国-スペイン、ポルトガル(中央公論社)』を発刊しているので、一緒に読むと互いの視点からの面白さを感じられる。
現在はペットと共存することがノーマルな欧州だが、著者が旅をしたの30年以上前のこと。犬連れでの交通機関の移動や、スペイン・ポルトガル間の出入国、犬同伴OKの宿がスムーズに見つからない、犬のトイレタイムなど思いかけず大変だったことなどまで細かく記されていて興味深い。同時に犬連れがゆえの現地の方々との温かな触れ合いの記述は、観光ガイドブックとは違うスペインとポルトガルの表情を知ることができる。
(現在は品切れ重版未定。古書のみ購入可)

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Inu de France 犬・ド・フランス 犬のいる風景と出会う旅
田中 淳/みらいパブリッシング

本のタイトル「Inu de France(犬・ド・フランス)」は、フランスの地域圏「イル・ド・フランス(Île-de-France)」の名称をもじったもので、「犬と人」をテーマにフランス各地で撮影、取材した写真紀行エッセイ。同書の著者で写真作家の田中淳氏は大の犬好き。フランスの愛犬家たちとの心が通じあう交流の様子を176ページ、オールカラーで紹介。洗練された写真とレイアウトは海外の雑誌のようでスタイリッシュ。愛らしい犬たちと一緒にフランスを旅しているような感覚になれる。特に美しい風景の中に人と犬が寄り添う後ろ姿を撮影した写真は、田中氏の犬への愛情の深さを垣間見られる。

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黒猫ノロと世界を旅した20年
平松謙三/ハーパーコリンズ・ジャパン

著述家でデザイナーの平松謙三氏が、黒猫ノロと日本と世界あわせて37カ国を旅した20年。そのすべてが190点以上の写真とともに紹介しているノンフィクション・フォトエッセイ。
当初は猫ぎらいだった平松氏。ある日カラスに狙われていた黒猫を保護し、とまどいながらもお世話しているうちにわずか数日で黒猫の魅力にハマり、ノロと名づけて飼い始めた。仕事は自宅もしくは営む店で行うので、朝から晩までノロと一緒。旅行で海外へ行くときも、八ヶ岳へ移住したときも、傍にはいつもノロがいた。最終章「ノロの最後の22日間」は、大切な自分のペットと照らし合わせてしまうはず。ペットと生きる楽しさを感じさせる作品だ。

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